[レポート] Amazon Location Serviceを使用した立地の適性分析に関するセッションに参加しました #reinvent #FWM202

[レポート] Amazon Location Serviceを使用した立地の適性分析に関するセッションに参加しました #reinvent #FWM202

Clock Icon2022.12.19

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こんにちは!SHIOです。
Amazon Location Serviceを使用した立地の適正分析に関するセッションに参加しましたのでそちらの様子をレポートします!

概要

In this session, attendees learn how retailers can use Amazon Location Service to select locations for their stores and warehouses and how to use geodemographic data to recruit the talent they need to staff each location.

下記は日本語verです。

このセッションでは、小売業者がAmazon Location Serviceを利用して店舗や倉庫の場所を選定する方法と、地理的データを利用して各拠点のスタッフに必要な人材を採用する方法を学びます。

レポート

まず初めに、Amazon Location Serviceと他のAWSサービスがビジネスニーズに最も適したロケーションを分析する、とスピーカーの方が話しておりました。

そして本セッションのアジェンダです。

  • 顧客とのより良いエンゲージメントのための場所

  • 従業員の採用と定着に役立つ場所

  • Amazon Location Serviceやその他のAWSサービスを活用したソリューションの構築

Importance of location

ロケーションというものはとても大事で、ビジネスを成功させるために重要な要因の1つです。

  • 顧客にとってアクセスの良い場所

  • 効率的な通勤による労働力の確保

  • ビジネスオペレーションに必要な他の設備へのアクセス

ex) ハイウェイ/空港/サプライ の近く

行きやすい場所ってストレスもなくて良いですね。アクセスしにくい場所だとまずテンションが少し下がってしまいますし...。渋滞にだってはまる可能性があります。
顧客だけでなく、そこで働く従業員やそこに配達などで行かなければいけないパートナー会社にとっても、アクセスの良いロケーションというものは大事かと思います。

Solution complexities and limitations

ソリューションの複雑さと限界についてのお話です。

  • ハイクオリティデータへのアクセス
    -> 人口統計
    -> 市場分析
    -> 地形学
    =====
    ・大量のデータセットを扱うことになる
    ・採用したい人材、どのような特性を求めているかなど新規採用のマーケティングを行う場合に必要なデータ
    ・外部から入手した市場分析データや地形データなど顧客のビジネスに応用できる

  • データの整合性・一貫性
    ・これはとても大事なこと
    ・データセットをさまざまなベンダーから調達することになるため(そのデータは同じフォーマットじゃないかもしれないし、更新サイクルが違うかもしれない)
    ・データセットを利用する際はETLを行う必要があるかもしれない

  • データライセンス
    ・どうやって管理するかが大事

  • ベンダーとの連携
    ・ベンダーごとに認証情報、更新サイクル、フォーマットが異なるため管理が必要になる

  • 地理空間に関する専門的なスキルセット

Amazon Location Service overview

Amazon Location Serviceは5つのキーとなる機能を提供します。
-> Maps, Places, Routing, Tracking, Geofencing

Routing と Places は本セッションにとってのキーポイントとなります。これが住所のジオコーディングとリバースジオコーディング、地点間のドライブタイム・ドライブ距離を算出する方法だからです。

  • 地理空間データをアプリケーションに簡単に統合できる
  • AWSとの統合により、アプリケーション開発を促進
  • ユーザのプライバシー保護、機密情報の保護 および セキュリティリスクの軽減
  • 信頼できるデータプロバイダーから費用対効果の高い高品質の地理空間データにアクセスできる

Amazon Location data providers

  • 新しい資格情報の実装とベンダーのオンボーディングを避ける
    -> ベンダーのための認証情報を管理する必要はない
    -> ベンダーと直接integrateする必要もない
    -> Location Service と1つのAPIのセットに対処すれば良い

  • 簡略化されたグローバルカバレッジ

  • 一貫性のある単一のAPI

  • 使用した分だけ支払うため前払いは不要

Putting it together

ハイレベルなアーキテクチャを見ながら、立地選定に活用できるAWSのサービスを確認していきます。

  • データストア
    -> Amazon Redshift
    -> Amazon RDS
    -> Amazon S3
    -> Amazon Athena
     ・地理空間データストレージ
     ・地理空間クエリの機能

  • データ処理
    -> AWS Lambda
    -> AWS Step Functions

  • 地理空間
    -> Amazon Location
     ・住所のジオコーディング
     ・ドライブ時間や距離の計算
      - トラックを含む輸送手段
     ・可視化

Solution architecture

立地に適した解析のためのソリューションアーキテクチャを構築しましょう、ということでアーキテクチャの説明がありました。
はい...がんばって聞きましたが、難しかったです。ふんわりと理解した感じになりました。(勉強が必要です)

『Putting it together』で説明のあったアーキテクチャのDemoがありました。Amazon Redshiftにお店のロケーションデータがあるのでLambdaを使用し...という説明から始まり、最後はQGISを使ってStoreやCustomersの情報をマップ上で表示させて確認をするというものです。
私はまだまだ勉強不足のため、Demoの説明を簡潔・的確に説明することができないので興味がある方は是非動画をチェックしてみてください!!!

*QGIS:
地理空間情報データの閲覧、編集、分析機能を持つOSS・GISソフト

Other related use cases

本セッションでは店舗やお客様の情報を確認し最適な場所を探すという内容でしたが、ユースケースはオフィスや小売のユースケースにとどまりません。

  • 商品選択
    -> 顧客はどのような製品・サービスを求めているのか?

  • 非小売施設
    -> どのような人口層へのサービスが必要なのか?
    -> その人口に対応するためにはどのようなスキルセットが必要か?

  • 店舗移転
    -> どのようなお客様に影響があるのか?
    -> 最適な代替店舗を提案するには?

  • 環境
    -> 洪水/森林火災/気象パターン の解析方法

Site suitability analysis using AWS services

セッションのまとめです。

  • 住所のジオコーディング
  • 走行時間・走行距離を計算する
  • 地理空間データセットを保存する
  • 地理空間クエリを実行する

地理空間以外のプロセスで立地の選定を行い、ビジネスユースケースで妥協することは絶対に避けなければいけないので、地理空間解析の負担を軽減するために適切なサービスを利用します。
Amazon Location Serviceやその他の利用可能なサービスを使って、立地の適性分析のためのクラウド・ネイティブなソリューションを実装することができます。
資料に記載のあるサービスについて再度軽く説明があったあと、セッションは終了しました。

まとめ

率直な感想としましては、馴染みのない言葉がたくさん出たので難しかったです...!
Amazon Location Serviceを使用したワークショップに参加したくて、その前日にこちらのセッションがあったため事前勉強がてらにこのセッションに出れば知識も深まるのでは??というノリで参加したのですが、そもそもユースケースが違うので使用する機能もアーキテクチャも違い、自分にとって情報量が多くてうまく処理できませんでした...準備不足です...。

しかしAmazon Location Serviceで行えることやユースケースによってのアーキテクチャを知ることができました。立地を決める際のプロセスのお話も面白く(とても奥が深い)、小売業界に関しての知識があまり無かったのでとても興味深かったです。私にとって難しいセッションではありましたが、学べたことも多く、とても勉強になりました。もっと知識を深めるために、ワークショップがあったら積極的に挑戦していきたいです!

レポートは以上となります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

資料

Site suitability analysis using Amazon Location Service

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